なぜ違う?日本語字幕【直訳できない3つの理由】

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どーもー!KINAKOです。

英語を勉強するのに海外のテレビドラマや映画で勉強しようっ!

そうやってストリーミングサービスでコンテンツを見て英語を勉強するのはとてもいい事だと思います。そうやって勉強を始めて少しでも英語が耳に慣れてくると「あること」に気づきます。それは、オリジナルの英語の内容と当てはめられた日本語字幕の訳の違いです。

「字幕には文字数に制限があったりして、そもまま訳したら長くなるから」というだけではない、根本的に訳の内容が全く違っているのはなぜかを考えていこうと思います。

「すべてをそのまま」は不可能な字幕の現実

まず最初に、どうしてこの英語にこの訳ついてるんだろう?とか、どう聞いてもこの英語が字幕どうりだとは思えない!という事を英語を聞いて発見できたなら、英語を聞く力が少しでもある証拠です。その点は自分の英語力に自信を持っていいと思います!

では日本語字幕と英語(音声)との表現のズレが生まれる理由について私なりの解説していきます。

先程も挙げましたが、字数の関係で少し短めの字幕表示になっているというのはほとんどの人が知っている字幕の大前提のルールですよね。しかしそれ以外の他の理由で字幕がすべて英語の直訳のまま訳すことが不可能な大体の理由は以下だと思います。

直訳できない英語の定番フレーズ

一番最初に考えられる理由としては、英語のフレーズを直訳しても意味が通じにくい言葉で、典型的なのがことわざのような定番のフレーズです。

例えば、かなりアメリカ英語のコンテンツに頻繁に出てくる”Knock on wood”というフレーズ。直訳すると「木を叩く」となりますが、このフレーズの本来の意味は「幸運を祈る」という意味。

直訳のままではどういう意味なのか全く分かりませんよね。

これは極端で分かりやすい例ですが、この様な英語と日本語の表現方法の相違がコンテンツ中の色々なところで出てきます。

因みに全てのことわざが全く日本語と共通性がないという事でもなく、似た言い回しや容易に分かるものもかなり多いので見つけて楽しんでみてください。

英語の定番フレーズが日本語に存在しない

次に考えられるのが、そもそも英語で使う定番フレーズが日本語ではしっくりこない時があるんです。

英語の挨拶には、たまに日本語と完全に意味もニュアンスも一致した万能フレーズが無い時があります。そういった言葉は直訳して意味は伝わるけど、日本の習慣ではあまりそのフレーズを日常的に使う文化が無いという事もあります。

例えば “Have a good day” という人と会って別れる時に使う挨拶のフレーズ。これもよく使われる英語のフレーズで「いい一日を。」と直訳できますが、日本人で別れの挨拶を人にする時この言い方をする人はなかなかいないですよね?

ですので「じゃあね」や「またね」「またお越しください」など適当なしっくりくる言葉に換えるのです。ちなみにその逆もあって、日本語でよく使うフレーズが英語に訳すとしっくりこない時もあります。

例えば「いただきます」や「ごちそうさま」を英語に言い換えるとしたら、

いただきます → Let’s dig in. や Let’s eat. など

ごちそうさま  → That was a great meal.  や Thank you for cooking. などが使えます。

しかし、厳密に言うと上の英語の対訳には日本人の込める食べ物に対する感謝の意味などは含まれていません。毎度食事をとる前に食べ物に対する感謝をしてから食べ始めるという文化が日本の習慣的なだけであり少なくとも英語圏では同じ文化がないからです。

強いて挙げるならキリスト教の人たちがお祈りをしてから食事をとる事もありますが、逆に日本の「いただきます」には神に対してというよりも食べ物や生産者に対してという意味が強いと思います。

アメリカ人が「いただきます」対訳である ”Let’s dig in” を毎回言う事はあまりありませんし、Let’s dig in と言わなかったから不躾だと思うこともありません。

アメリカではアメリカの礼儀やマナーがあり日本と全く一緒では無いので、日本とアメリカに共通する文化には言葉があり、共通しない文化や習慣の言葉はしっくりくる言葉で代用するのです。

ジョークのネタが伝わらない

コメディーなどジョークの多いコンテンツのほとんどの場合、オリジナルの英語と字幕の訳が違う理由はこれに尽きると思います。そしてそのジョークが伝わらない一番の原因が日本人に馴染みのないものがジョークのネタに使われている時!

例えば日本未上陸のチェーン店をネタにしたジョークがあったとして、その店自体が日本人に馴染みのないものだとギャグが通じません。

そのお店を注釈で説明するという事もできますが、そうするとジョークの面白さが半減してしまいますよね。その結果、通訳者は店の名前を日本人も知るお店の名前に置き換えたりジョーク自体全く変えてしまったりするのです。

なのでシットコム(笑い声の入ったアメリがのコメディードラマ)を見ていて、今の一言そこまで面白かった?という様なチグハグな場面が出て来たりするのです。

私の体験談

私は映画が大好きで学生時代からよく映画館で映画を見ていたのですが、私が主に行っていた映画館の近くがカナディアンの住むエリアでした。

当時ハリーポッターにハマっていて2回作目の映画の先行上映を友達と見に行きました。その頃は英語力もほとんど無く、むしろ吹き替え版の方が好きだったのですが、先行上映という事もあり見た映画の回は字幕版でした。

上映開始前に会場の入り口に向かうと、同じ先行上映の会場に向かって歩いて行くカナディアンらしき人たちの姿もちらほありました。

本編が始まり見ていると、字幕ではそんなに面白くもないシーンの至る所で笑いが巻き起こったんです。映画館でこんなに楽しそうに声をたてて笑い、会場全体で映画を見るという臨場感に衝撃を受けました。

その時初めて「自分もそのジョークが分かればこんなにも楽しく映画を見れたんだ。英語を聞いて分かるようになりたい」とぼんやり思いました。

今では、日常会話の聞き取りがほぼ問題なくできるくらいの英語を聞く力があり、動画コンテンツを見る際は日本語字幕は付けずに楽しんでいます。というのも2つの違う言語が視覚と聴覚から同時に入ってくると、どうしても頭が混乱してしまうからです。

たまに日本語字幕を付けてコンテンツを見ると、その違いを明らかに感じます。相対的に日本語字幕はあっさりした簡素化されたバージョンといった感じで、オリジナルの英語の会話の内容でストーリーの進行に不要な部分は削ぎ落とされている時も多々あると感じます。

ちなみにアメリカで公開初日などファンが多く集う日の映画館で映画を見るとその臨場感を味わえますよ。そのワイワイ感が私はとても好きで英語ができるようになってよかったと思う瞬間でもあります。

まとめ

今回は字数制限以外の理由でなぜ字幕と英語の表現のズレが生まれるのかについて考えてみました。

3つの具体的なポイントをまとめると、日本の中での共通の認識が英語圏では当てはまらない事があるので、そういった事柄をそのまま訳して理解されずコンテンツが受け入れられにくくなるので、日本人が分かりやすいように意訳するという事です。

これは動画コンテンツの日本語字幕自体がよくないという訳ではなく、どうしても2つの文化を考慮して翻訳すると意訳になるのは避けられない事だということです。それよりも伝えたい事は、もし英語が聞き取れるようになれば映像コンテンツを通してその国の文化をより深く理解できるようになるという点です。

もし今お気に入りのコンテンツを日本語字幕や日本語吹き替えで見ているなら、それは日本人用バージョンに変えている可能性が大きいです。

英語の聞く力をアップさせると日本語というフィルターを通さず元のままのコンテンツを楽しむことができるので、お気に入りのコンテンツを英語で見返した時に新たな発見があるかもしれません。

最後まで読んで頂き有難うございます。

では、またね——!!???

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